「衿秀×七緒」大人の替え袖

ちらりとおしゃれ。袖からのぞく大人色

　美は細部に宿る。着物からチラリとのぞくじゅばんの袖がおしゃれだと、「おっ、デキる！」と感じ入るもの。だけど、そうそう何枚もじゅばんを持つなんて余裕はなし。ならば、手軽な替え袖をと思っても、派手すぎて合わせづらかったり、逆に無難すぎてつまらなかったり。なかなか手が伸びるものは見つからない。　そこで、スタイリストのコバヤシクミさんと吟味を重ねて誕生させたのがこちらの替え袖５色。「黄くちなし」「青藍（せいらん）」「青磁（せいじ）」「白藤」、「胡桃（くるみ）色」が仲間は、どれも袖からこぼれたとき、はっとするような美しい色。透明感がありつつも、アッシュな色みをほんの少し忍ばせて、袖だけが浮くことのないように計算された絶妙な色なのだ。　ほどよい光沢のある生地は、昔から厄よけの文様とされてきた「鱗文（うろこもん）」の地紋入り。シンプルなので着物の柄を選ばず、やわらかものにも織りの着物にも合わせやすい。ポリエステル素材なので、自宅でのお洗濯もカンタンだ。
　使い方は、「衿秀 半じゅばん」があれば、替え袖を着脱テープで取り付けるだけ。裄の長さは、着脱テープを付ける位置をずらせば微調整できる。
　あるいは、手持ちの着物に直接縫い付けてしまう手もある。着物の袖付け部分の裏地だけをすくうようにして、1cmくらいの間隔で縫い付ければいい。このとき、着物の袖口からはみ出さないよう、1.5cmほど内側に縫い付けること。手軽な替え袖のおしゃれ。やってみる価値は十分ありそう、でしょ？

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